ワイヤレスイヤホンを持っていない僕は、以前使っていたiPhoneの有線イヤホンをずっと使っていたのですが(ちなみに、本体はiPhone 11 Pro)、最近、ネット会議が多くなり有線が非常に邪魔なので、思い切ってAirPods Proを購入しました。そもそもスピーカー派なので、あまり期待していなかったのですが、いやはや、もっと早く購入しておけばよかったと思いました。まあでも、ちょうど第3世代が発売されてまもなかったので、これはこれで良かったのかなと思います。折角なので、出たばかりの第3世代のAirPods Pro の簡単なレビューを。
大きさが写真では良く分かりませんが、ケースがだいたい6cm✗4.5cmで、厚みが2cmほど。意外に小さいです。持ち歩きには不便ないと思います。MagSafeでケース自体にも充電可能、ケースからAirPodsに充電可能という感じになってます。本体をケースから取り出すときの取り出しにくさはなんとかしてほしい。
本体はこんな感じで、いわゆる「うどん」と呼ばれていた部分は、短くなったみたいですね。
操作部分は上記写真のとおり、感圧ボタンひとつ。上下でボリューム調整、ボタン長押しで「ノイズキャンセルモード」「外部音取り込みモード」に切り替えられます。
ノイズキャンセルモード、いわゆるノイキャンは、効果は素直な感じ。全く外の音が聞こえなくなるわけではなく、手で拍手すれば、その拍手する音は、ある程度聞こえます。しかしながら、ホワイト・ピンクノイズ系のノイズは、すーっと消えます。エアコンとか換気扇のノイズ音は面白いように無くなります。
外部音取り込みモードは、これは凄いと思いました。オンにすると、まるでカナル型のAirPods Proを装着してない感覚に陥ります。音楽を、何か仕事をしながらBGM的に聴くには最適です。僕はかなり重宝しています。
イヤーチップは、S,M,Lと3種類、Mが最初から装着されてきます。僕は右耳が大きいので、右だけLにしてます。装着感はまずまず。そうそう落ちないと思います。ここがやはりカナル型の良いところで、この点もAirPodsではなくAirPods Proにした理由でもあります。
ペアリングは、iPhone や iPadなら超簡単。近づけて蓋をあければ「接続する」で終了。よく分からないんですが、その後、iPad Airにもペアリングしようと思ったら、既に登録されていたようで、すぐに使えました。Apple IDで管理しているのかもしれませんね。
さて、音質なのですが、これがびっくりでした。軽いカルチャーショックを受けました。もともと自分は、レコーディングやマスタリングをかじっていて、家にもスタジオがあるので、耳は、スピーカーがGENELECのモニタースピーカーの音、ヘッドフォンがSONY MDR-CD900STが基本となっているのですが、この耳を持ってしても、このAirPods Proの音には、驚かざるを得ませんでした。
高音がシャリシャリ言うわけでもなく、かといって、低音がブーミーでもないんですが、非常にバランスが良く、特に低音のふくよかさが心地良いです。カナル型だからこその強みでしょうか。イヤホンでよくある「音の軽さ」は全く有りません。音の情報量は比較的多めです。
そして、これがやはりこれからのトレンドになるんでしょうか? 空間オーディオ。 これ、本当に凄いです。以前から「バイノーラル」とか立体音響はあったのですが比較的影の存在でした。このように表に出てくるようになるとは、凄い時代になったなあとつくづく思います。
僕は、サブスクはAmazon Music派なのですが、ついにDOLBY ATMOSにも対応しました。なので、AirPodsなら「DOLBY ATMOS」「360 REALITY AUDIO」の二種類を楽しめます(確か、DOLBY ATMOSは、AirPods Pro/MaxとiPhone/iPadの組み合わせでしか使えなかったはず。360RAは、本体さえ空間オーディオに対応していればヘッドフォンは何でもOKだったはずです)。
問題はその音。異次元の感覚でした。これからの音楽は、こうなるのかと。目の前に音場がリアルに広がります。奥行き感と横幅感が、本当にリアル。これ聴いてしまったら、もうステレオには戻れなくなるかもしれません。
そして、AirPodsは、普通のステレオも3D化しちゃうことが出来ます。これがなんか面白くて、上記の2種類の空間オーディオとは少し違う聴こえ方なのですが、音の位置がリアルなんです。きちんと目の前で演奏しているように前方定位されるので、首を左に動かすと、右耳の方に聞こえるのです。本当に面白いです。
そして、こちらはゲーマーな方へ。Nintendo Switchも、最近の本体アップデートでついにBluetoothオーディオに対応しました。もちろんAirPodsも接続可能。良い感じでゲーム出来ますよ!
総括:
空間オーディオに対応しているiPhone7以降を持っている方は買い!と断言します😀
ちなみに空間オーディオ対応機種はこちらのようです。
iPhone 7以降のiPhone
iPad Pro 12.9インチ(第3世代)以降
iPad Pro 11インチ
iPad Air(第3世代)以降
iPad(第6世代)以降
iPad mini(第5世代)以降
Apple TV 4K
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